脳神経科学

体は脳を裏切る

人は都合が悪いとき言葉でそれを補おうとするが、どれだけ脳が嘘を覚えても体はその嘘を支持しない。

言ってることと、していることが違う。
言葉と行動が伴わない。

そういうことはよくあることだが、気付いたときにはもう遅い。

もっと早くに気付けないものだろうか

そう思うことも過去に幾度となくあったことだろう。

実は、比較的早い段階で相手の真実を見抜く方法がある。


photo: pixabay

何を喋ったかではなく「どう反応したか」、相手が信用できる相手かどうかわからない場合、「何を喋っているか」ということに集中するよりも、体の動きに注意を払うことでそれがわかるようになる。

人には顕在意識潜在意識があり、無意識に体に出た反応はまさしく真実が滲み出たものである可能性が高いと考えられている。

例えば、人はお腹が痛くなったとき、表面から触ったところで何も変わらないとわかっていながら、手でかばうようにお腹を押さえたり摩ったりする。他にも、サッカー選手が試合で足首を削られたときに、触ったところで痛みがすぐに引くわけでもないのに、なぜか削られた場所を自分の手で止血するかのように強く触っている。

痛みのある場所に手がいくのは意識があってのことなのだが、痛みがある場所を更に手で押さえるという行為は、それ以上の外的な刺激から体を守ろうとする無意識下で起こる行動である。

自分では痛みのある場所を触るのに、他人に触られそうになると逃げたり、触られないように自分の手や体を使ってかばったりするのは、何よりもこの事実を証明していると言えるかもしれない。

相手が喋っていることや、相手の口から出てくる言葉が真実かどうかは、喋っている内容や言葉を聞いているだけでは判断がつかないこともある。

もし、真実を知りたいと思うのなら、声(音)ではなく、目(映像)に切り替えてみる(逆のケース有)のも1つの方法だ。

 

会話の内容よりも、体に出る「わずかな挙動」に注目してみる。

隠しているつもりでも隠せていない、他人に悟られたくない本音は、下記に記述するような形でその姿を見せることがある。

口では興味のありそうなことを述べていても、体は椅子にもたれかかり、指先でしきりに何かを触っていたり、指遊びなどをしているとしたら、その言葉は信憑性が低いかもしれない。

人が人の話に興味を持っているときは体が前のめりになり、体が開いた感じに見えることに加え、うなずいたり笑ったりと体が縦に動くことが多くなる。

逆に興味がないとき、魅力的でないと感じているとき、飽きている場合などは椅子の背にもたれて座ったり、体は残して頭だけが下がり、上目使いにあなたを見たり、猫背になったりする。

 

また、人はやる気がなくなってくると肩が下がってくることが確認されているので、向かい合わせに座ったときには、最初に相手の肩の高さを確認しておくことで相手の姿勢が悪くなったかどうかを判断することもできる。

目安としては、相手の背中に見えていたものが肩が下がることで最初に見えていた位置よりも下の方まで見えるようになるので、すぐにわかるだろう。

 

あなた、もしくはあなたの話に興味がなかったり、魅力を感じていないときに見られる物理的な証拠なので、覚えておくと参考になるはずだ。

片側に体重が乗り、左右に体が傾いているときも興味がない、やる気がないときのサインを意味する。

例えば、二人の男性の間に挟まれている女性が心を許したときなどは、好意を向けている男性の方を無意識に選び、その男性に近づくように姿勢を崩すことがわかっている。

逆に、興味がなく退屈している人に対しては、反対方向、つまり離れるように姿勢を崩すのだ。

飲み会や団体の席で女性の隣に座ったときは、そういった視点で女性を観察してみると面白い発見があるかもしれない。

あなたが女性で両サイドが男性なら、自分の体が傾いたときにどちらの男性に傾けているかを意識してみるといい。

改めて考えてみても、無意識にとった自分の行動に納得するだろう。

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