脳神経科学

色がもつ力とその影響

ヘレン・ケラーは、生後1歳半にして失明し、聴覚までも失った彼女は見ることも聞くことも、喋ることもできなくなった。

しかし、彼女はそんな逆境にもうち勝ち、その障害を心身障害者の幸せのために捧げた。

彼女の著書である「私の住む世界」の中に、こんな記述が残されている。

私はまた、色に濃淡があることを認め、濃淡がどんなものか推量ができます。
白は気高くて純潔であり、緑は豊潤であり、赤は愛とか恥とか力とかを暗示するなどといわせるのです。
私の思想は色彩なしでは居られないのです。

ヘレン・ケラー

目がまったく見えなかったヘレン・ケラーは、色を感じる力をもっていた。

人間は、視覚だけで色を見ておらず、皮膚でも色を感じることができるそうだ。

 

天井も床も壁も赤色の部屋にいると、体温が上昇するといった実験結果が出ている。

さらに、色というのは目に映る距離感さえも狂わせ、赤い色は大きく映り、青い色は小さく見える色と言われている。

赤は自律神経を刺激し、食欲と消化作用が進むことまで確認されている。

 

また、赤の力をビジネスに応用しているのが外食産業。

ファーストフード店や中華料理店に多く見られ、餃子の王将は赤い看板に白い文字、マクドナルドも赤い看板に白い文字と黄色のMマーク、ロッテリアも赤い看板に白い文字。

赤を使うことによって、食欲を駆り立てようとする目的がある。

赤は遠くからでも最もよく見える色であることが確認されており、パトカーや救急車などの緊急車両、飛行機の夜間飛行、街角のちょうちんなども赤を使っていることに気づいていただけるだろう。

 

世界中の信号機がなぜ青、黄、赤なのか。

青は遠く、赤は近くに見えるのに対し、黄色は距離感をほぼ正確に認識できる色だと言われている。

青、黄、赤の順番で信号が変わるのも、世界中に信号機が青、黄、赤の3色から選ばれているのもこういった理由が背景にある。

 

緑は、人に安心感を与える色と言われている。

国道の案内表示は青の看板に白い文字だが、高速道路は緑に白い文字。

ビルや映画館などの非常口の案内も緑である。

 

他にも、色で人間の感覚が狂うことがある。

服でも白より黒の方が細く見えたり、同じ重さなのに白より黒の方がウエイトを感じてしまうことがある。

陸上競技のシューズが白ばかりなのも、少しでも選手が軽さを感じるためと言われている。

 

なぜ、この色を使っているのか、その理由がわかると結構面白いものである。

全部に意味があるので、その意図がわかるとなるほどと思えることもあるはずだ。

 

巨人に所属する3人のキャッチャーが青いキャッチャーミットを使っているのも、注視力を高める効果によって投手が狙いを定めやすくすることで、ストライクが入りやすくなるという理由からだった。

色に意識を傾けてみると、今まで気づきもしなかった面白い発見が見つかるかもしれない。

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