脳神経科学

話を聞かなかった人が「たった一言」で話を聞いてくれるようになる方法があるのですが…

あの人の話は聞くのに、何で私の話は聞いてくれへんのやろ?

あなたにもそんな経験が一度や二度はないだろうか。

話を聞かない人は、特定の人との間柄において、過去もしくは現在に人為的な障害を抱えている人である可能性が高い。

話を聞いてほしい人が、話を聞いてくれない…

そんな悩みを抱えている方は、参考にしてみてほしい。

話を聞く人と聞かない人

人は無意識に人を選んでいる。

いくらあなたの話を聞かないといっても、その人が耳を傾ける人は必ずどこかにいる。

  • 担任の話は聞かないのに、塾講師の話は真剣に聞く親御。
  • 親の話は聞かないのに、祖父母の話は聞く子供。
  • 課長の私の支持は聞かないのに、補佐の支持は聞く部下。
  • 俺の話は聞かないのに、彼女の話は聞く親友。

身内も他人も関係ない。なぜ、こんなことが起こるのか。

自分自身を問い詰めれば、その答えは簡単に出てくるはずだ。

話を聞く気になれない人

  • 自分の話を聞いてくれない
  • 自分の陰口を聞いたことがある
  • 仕事や生き方を否定された
  • 大事な人を悪意をもって傷つけられた
  • 都合のよい解釈しかしない
  • 相談しているのに自分の話をする
  • 理解しようとしてくれない
  • 金の話しかしない
  • 固定観念が強い
  • 大きな裏切りにあった
  • 好き嫌いで判断する
  • 言葉を選ばない…

人は、こういう人と自然に距離をおくようになる。

確かに、そういう人の話は聞く気になれない。
先に述べたことをすると人が話を聞かなくなるのはわかった。
では、今後どうすれば話を聞いてくれるようになる?

押しつけて終わるのではなく、相手の主張が採用される可能性がある段階でその機会をふってあげればいい。

× 今度の企画の件ですが、これに決めることにしました。
○ 今度の企画の件で、あなたの意見をぜひ聞かせてください。

事後報告されても、聞いたほうは「あっ、そう」って感じである。

結局、最後はお前が決めるんやんけ…、せやったらいちいち聞くなや。

そう思われても仕方ない。

しかし、まだ企画が進んでいる最中に意見を求められると、聞かれたほうはどういう気持ちになるだろうか。

まず、自分の存在がそこにあることを自覚するだろう。次に、直接意見を求められたことで少なからず自分に期待と信用があることも確認できる。また、「俺は頼りにされている…」という心地よささえ感じる人もいるかもしれない。

同じ目的に向かって動いている間柄において、「あなたの意見をぜひ聞かせてください」と言われて気分を悪くする人、断る人はまずいない。

なぜなら、「あなたの意見をぜひ聞かせてください」という表現の中には、こちらの目的を断りにくくするための心理的要素が埋め込まれているからだ。

話を聞かせるための心理的要素を埋め込む

下記の例を比べてみると、その違いがよくわかります。

  1. 今度の企画の件、これに決めようと思います。
  2. 今度の企画の件、どう思いますか?
  3. 今度の企画の件に、意見はありますか?
  4. 今度の企画の件で、あなたの考えをぜひ聞かせてください。

①は論外である。

②は意見の機会は与えているが漠然としすぎている。ほぼ決定やけど「意見だけ聞いておく」ともとれる表現だ。

③も意見の機会を与えているが、補足や反論をうかがう言い回しである。言葉不足で、②と大差はない。

②と③は「意見の内容」ではなく「有無」を問うときの言い回しで、「あってもなくてもどちらでもいい」と解釈できる表現となる。

④は企画に関わるメンバーの一員であることはもちろん、期待信頼を置いていることが言葉に含まれている。

 

また、「答えても答えなくてもいい」という選択肢を排除し、「聞かせてください」という謙譲表現を使うことで相手を立て、より答えなくてはならない」「答えてあげてもいいかという心理をあおっている。

ほとんど字数の変わらない一文だが、「何を言うか」ではなく「どう言うか」で、相手のとり方はこれほどまで変わってしまうのである。

自分が言いたいことをそのまま口にするのは誰にでもできる。

自分が相手の立場になって、実際にこういう表現をすると自分ならどう聞こえるかを事前にシミュレーションしてから発言できるようになると、口から出てくる言葉も相手に伝える言葉も、その場に応じてどういう言葉が適切であるかがわかるようになってくるだろう。

おわりに

押しつけたり決め付けたような言い方ではなく、主張( 意見 )できる機会を必ず相手に与える

そうすることで相手は自分の存在を無視されているとは思えなくなり、あなたの話に耳を傾けるようになる。

相手の口から直接相手の言葉で意見を求めることで、自分は信用されている、期待されている、頼りにされていると思うようになり、何より自分の存在が相手の中にあると思うので、話を聞いてくれるようになるのだ。

私も昔から、親によく言われていた。

人の話はちゃんと聞きなさい

恐らく、ほとんどの方が言われてきた言葉だろう。

ただ、実をいうとこれでは言葉不足なのである。

正しくは…、

人に話を聞いてもらいたいなら、まずは相手の話から聞きなさい

人に話を聞いてもらいたいなら → 本当のメッセージ
まずは相手の話から聞きなさい → 意見(お願い)

なぜ、そうしなければならないのか

というところが抜けていると、こちらの意図が届かないまま、相手には押しつけられたように聞こえている場合があるからである。

  • 他の人の迷惑になるので → なぜ
  • タバコはやめてください → 意見

 

  • 目上の方に失礼なので → なぜ
    言葉を選んでください → 意見

 

  • すぐ怒る性格なので → なぜ
  • 気をつけてください → 意見

「どうしても伝えたい」「わかってほしい」というときは、「なぜ」を抜かさない言葉で伝えてみるといい。

「なぜ」が抜けている場合、受け取った側にその「なぜ」が届いていないと相手は本当のメッセージに気づかないからだ。

2回に分けて、後から「なぜ」を付け加えると後付けみたいに聞こえることがあるので、できるだけ1回で言えるほうが望ましいだろう。

 

自分の話を聞いてほしいときは、まず相手に言い分がないかを探り、あると判断した場合は先に相手の話を聞くことに努めるようにすると聞いてくれるようになる。

また、すでに関係がこじれている場合はすぐには難しいと思うので、その場合は少しずつこのプロセスを重ねていくことで改善されるようになるはずだ。

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