微表情

相手の感情(精神状態)を3分以内に見抜く方法があるのですが…

そんなもんどうだっていい
精神状態なんか知ったところで何の役に立つんや
感情の浮き沈みなんか誰にでもあることや

そう思ったかもしれないが、相手の精神状態を知らずに自己都合で相手に接触すると、そのほとんどはうまくいかない。虫の居所が悪ければ、八つ当たりを受けたりトバッチリを食らうことだって大いにありうる。

確かに人の感情は1秒単位で変化するため、追いかけたところで合わせられるものでもない。ついさっきまで機嫌がよかったのに、ある一本の電話を機にその1分後には殺意を抱いているかのように怒っている…、そんなことはよくある話で珍しくない。

 

そこで、確認を含めてお聞きしたいのだが、何かをお願いしたり頼み事をして後回しにされたり、その場で返事をもらえなかった経験がなかっただろうか?誰でも、一度や二度は経験があると思うのだが、どうだろう。

余裕がないときに外から追加要求されると、人によっては関係のないあなたに八つ当たりをしてきたり、怒りを露わにする人も過去にいたのではないかと思う。

 

例えば、

  • 「ちょっとそこの雑誌取って」という声に「自分で取れや」と言われたことは?
  • 「この請求書の支払い期日、今日までやで」と親切心で伝えたら「わかっとるわ!」と返されたことは?
  • 「なんでLINE返さんの?」という質問に「今、忙しいんじゃ!!」と怒鳴られたことは?

「なんでそんな言い方されなアカンねん」と思うことが、誰でも過去にあったことだろう。

 

もし、こういったことを事前に回避できるとしたら、しょうもないことで喧嘩をすることも余計なことで嫌な思いをする必要もなくならないだろうか。

相手が自分にとって大切な人なら、尚更こういったことで揉めるのは避けたいものである。

今回は、そうならないための方法をお伝えしようと思うので、興味のある方はこのまま続きを読み進めてみてほしい。

 

人は余裕がなくなってくると、普段の精神状態を維持するのに苦労するので、以下のような言動が見受けられるようになる。

  1. 声のトーンが普段より低い
  2. 上瞼が下がり、どんよりとした表情をしている
  3. 口角(眼輪筋/大・小頬骨筋)がほとんど動かない
  4. 顔や視線が下がる
  5. 頻繁に口を結ぶ仕草が出る
  6. 文句や人の陰口、愚痴が増える
  7. 自分が話すときは相手の目を見るが、相手が話すときにはほとんど目を合わさない
  8. 他者を批判することで自らを正当化しようとする
  9. 言葉とカラダの動作が一致しない
  10. 喫煙者は本数が増え、吸う間隔も普段より狭くなる
  11. 落ち着きがなくなるので、無駄にカラダの動きが増える
  12. 周囲が楽しそうにしていると、その場から離れたくなる
  13. 自分と関係のない話には、返答が一言二言になる

余裕がないときに見られる特徴は他にも多々あるのだが、万人に共通する決まった特徴があるわけではないので特に覚える必要はない。

重要なことは、上に列挙したことが見受けられたときに相手がどういう態度でどういう表情をしているかを頭の中で映像に起こしてイメージしておくことが重要なのである。

 

共通して言えることは、

  • 何かを隠している
  • 言いたいことがあるのに抑えている
  • 解決の見えない悩みを引きずっている

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そういったことが伺える、もしくはそれに近い態度や表情をしているという点に気づけたらOKである。

 

人間の表情や仕草は、言葉の何倍もの信憑性がある。

気持ちや心が落ちているとき、何かに追い詰められている(余裕がない)ときは無意識に顔や視線は下に落ち、逆に気合が入っているときや何かに積極的になっているときは、顔や視線は正面もしくは上を向くようになる。

 

最近では、高島礼子さんの会見映像が印象的ですが、記者の質問に答えているときはたまに記者と目を合わせていますが、記者が質問をしているときはほとんど視線を落として聞いている(⑦参照)。

何を聞かれるかわからない記者からの質問の答えを、質問途中に整理して用意するために記者と目を合わすだけの余裕がなかったのか、後半のほうになってくると目を合わす機会が最初に比べて増えてきているところから、少し慣れたことで余裕が出てきたのかもしれない。

胸鎖乳突筋(耳の後ろから鎖骨にかけて伸びる一番太い首の筋肉)に瞬間的にグッと強い力が入る場面もところどこで見受けられたが、これは「恐怖」を感じたときに表れる一つの手がかりでもある。

ついでに触れておくと、顎を突き出す動作は「怒り」を表し、顎を突き出すと首は頭を支えるために顎は必然的に上を向くようになる
( 志村けんさんの「アイーン」みたいなのは意識的に作り出された変顔なので無関係 )

相手を威嚇したり疑ったり、攻撃的になっているときは顎を引いて視線はターゲットを見据えるために上を向いているはずだ。

 

ライオンなどの肉食動物が、獲物を仕留めるチャンスを伺っているときの様子をイメージしていただくとわかりやすいかと思うが、まさにその状態と似ている。

つまり、ストレスが余裕を超えているときに人は顔や視線を下げストレスよりも余裕のほうが大きい感情下にいるときに、人は正面から上に顔や視線を向けるのようになる。

 

試しに、口を結んだ状態で視線と顔を上に向けてみてほしい

ちょっと、不自然で違和感を感じないだろうか?

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恥じているときも、人の顔や視線は上を向かない

 

先に列挙したような状態が相手に見受けられたときは、急ぎでないお願い事や頼み事は「またの機会」にズラしたほうがいいかもしれない。

相手に余裕がないときに上から被せると、余計にストレスを大きくする原因になるかもしれない。いつもと違う相手の様子に気づいたときは自分のタイミングで相手の懐に入っていかないことも大切である。

しばらく様子を観察し、その事実を隠そうとしているようならほっといたほうがいいかもしれない。逆に露骨に態度に出してそれを周囲に知らせようとしているようなら気にかけて声をかけてみると、心を開いてくれる場合もあるはずだ。

言葉では「何もない」「別に普通」と言っていても、表情やカラダに出る動作や仕草は、ほぼ真実である。

 

今回は、相手の今の感情(精神状態)を会話や接触をせずに、観察だけで外から情報を拾う手掛かりの一例を紹介した。

こういう局面は今後も頻繁に経験する機会があるはずなので、実際に直面したときは今回の記事の内容を思い出していただけると面白い発見があるはずだ。

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