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具体的な情報ほど届く

具体的な情報が入っていない文章は、自分では伝わっていると思っていても実際はその半分も届いていなかったりする。

次の文章を読んでみてほしい。

フェラーリ458スパイダーに惚れた。従来のフェラーリより、かなりカッコよくなっている。内装も整備され、ボタンひとつでオープンカーになる。アクセルを踏んだときのマフラーの音がたまらなく快感だ。こんな車で海岸沿いを走るところを想像すると興奮して夜も眠れない。

  • どこがカッコよくなっているのか?
  • 内装のどこがどう整備されたのか?
  • ボタンひとつでオープンカーになるから何なのか?
  • マフラーの音がどう快感なのか?
  • 何で興奮して眠れないのか?

フェラーリに詳しい人には共感を得られるかもしれない。しかし、知らない人からするとフェラーリがかなり好きで、フェラーリにのぼせているいるようにしか聞こえないだろう。

本当にフェラーリが好きなんですね。

それで終わりだ。

人はどうしても自分目線で文章を書いてしまいがちになる。自分ではわかっているので、漠然とした表現でまとめてしまい、読み手に必要な情報を無意識に省略してしまうのだ。

先の文章に具体的な情報を入れてみよう。

フェラーリ458スパイダーは新世代コンバーチブル車両の代表モデルだ。ミッドリアエンジン車両として初めてリトラクタブル式のハードトップを採用し、「技術」「デザイン」さらに「美しさ」を融合したモデルとなっている。快晴に恵まれた日のために生まれたオープントップカーの魅力は、頭上に広がる青空に見守られながら快適なドライビングを提供する。エンジンサウンドに酔い、スピードを肌で感じ、コクピットに流れ込む外気の香りを愉しめる。調律された570馬力のエンジンが奏でるサウンドは、音楽のように響くだろう。

何を言っているかわからないかもしれないが、具体的な情報を入れたことで頭に浮ぶイメージが先より膨らみ、鮮明になったのではないだろうか。

また、「マフラーの音」という言葉を「サウンド」という表現に変えたことで、あの独特の野太い音を想像した人もいるかもしれない。

人はイメージができないことを理解できないようにできている。逆に言えば、イメージできる(頭に画が浮かぶ)ような表現ができると相手の感情を動かせるのだ。

文字を追いかけているときに、その画が頭に浮かばなかったり想像できなかったりする文章はイメージがボヤけてしまい、伝えたいことが届かない原因になってしまう。

言葉はできるだけ短くまとまっているほうがいいが、必要な情報が抜けるぐらいなら長くなっても具体化するほうがいい。

何を言っているかわからない文章でストレスを与えるぐらいなら、長文でも読み手のイメージや想像力が膨らみ、より感情が動く文章のほうが次に繋がるからである。

 

何かを伝えるときは自分の記憶を細分化し、できるだけ具体的に言葉にすることでその情報はより正確に届くようになる。

具体的な情報が情景をイメージさせ、イメージや想像が膨らむ言葉が文章中に含まれていることが重要なのだ。

ちょっと難しいという方は、できるだけ「 5(6)W1H 」を意識していただくといいだろう。

5(6)W1H

When … いつ
Where … どこで
Who … だれが
( Whom … だれに )
What … なにを
Why … なぜ
How … どのように

これらが抜け過ぎていないか、付け加えるとより具体的にならないかなどを見つけられるようになると、誰が見てもわかりやすい、理解しやすい文章が書けるようになるはずだ。

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