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知識やテクニックを実践で使えるものにするための観察力を鍛えるトレーニング方法を公開

観察力を鍛えるトレーニング

相手の心理を見抜くうえでパスできない「観察」。

いくら知識やテクニックの存在を知ったとしても、相手の顔や体、声、呼吸などにあらわれる一瞬の変化を拾える「観察眼」がなければ、それらの知識やテクニックが実践で役に立つことはこの先も来ない。

例えば、相手をこういうふうに動かしたいという目的があって、そのための知識とテクニックを持っていたとする。ところが、誘導の過程で本来出るべきはずの反応が相手にあらわれなかったにもかかわらず、それを無視してそのまま誘導を進めると結果はどうなるか。

当たり前だが、相手は誘導に乗ってこないわけである。

相手を動かそうとしたときに、必ずしもこちらが考えているとおりに相手が動いてくれるとは限らない。予定外の事態が起こったときには、相手へのアプローチの仕方を変えるなど、その場その場で臨機応変な対応が必要になる。

知識やテクニックを実践で意味あるものにするためには、相手の体のあらゆる場所にあらわれる「無言のメッセージ」を見落とすことなくキャッチする「観察力」が必要になるほか、より多くの「知識」と「情報」を正確かつ瞬時に結びつける必要があり、「相手から発せられる情報」なしに心理分析や行動分析はできないのである。

したがって、「観察」という基本的なスキルを身に着けない限り、どんな知識やテクニックも実践では意味を成さないことを覚えておいてもらいたい。

観察力を鍛えるトレーニング

観察力を鍛えトレーニングとして、スティーブ・コーエン氏が自身の著書で紹介している方法を紹介しよう。

スティーブ・コーエン

心理学者であり、億万長者のマジシャンとしても知られる手品師。

「観察」に慣れていない初心者の方でも、人並み以上の観察眼を身につけることができるもっとも簡単な方法を彼は自身の著書で紹介してくれている。

スティーブ・コーエンの観察力アップトレーニング

スティーブ・コーエンの観察力をアップさせるトレーニング方法を、誰もができる例をあげて紹介する。

まずは近くの公園やグラウンド、堤防や河川敷など安全で広い場所に行き、目を閉じて「10歩」歩いてみよう。

周りに一切の障害物がなく安全であることを事前に確認していたとしても、視覚を奪われた状態で歩き出すと徐々に恐怖感に襲われるはずだ。もし、「10歩」歩くまでに目を開けてしまった方は、人はそれだけ普段から目に依存しているということを再認識してもらいたい。

心の中で歩数を数えながら10歩歩いたら、いったん立ち止まって一瞬だけ目を開く。目を開けている時間は極力短くし、3秒ぐらいに抑えよう。

そして、その3秒の間にできるだけ周囲の様子を記憶する。再び目を閉じてまた10歩進んで目を一瞬だけ開き、これを10回繰り返す。

このとき、歩くリズムは一定に保つこと。怖くなって早く歩いたり途中で止まったりせず、10歩歩ききるまでは一定のリズムを維持するようにしてほしい。

そうすることで、視覚を奪われているときに襲われる不安感から解放される反動で、一瞬目を開けたときには普段より大量の情報を取り込むようになるのだ。

目を開けているときは視界に入っていても認識していないような事柄が、より鮮明に見えるようになってくるはずである。

基礎トレーニングに慣れたら実践で応用する

目を閉じて「10歩」歩くことに最初より恐怖を感じなくなったり、目を開けた瞬間にそれまでの不安から解放されるような感覚を感じなくなってきたら、このトレーニングに慣れてきている証拠である。

少しハードルを上げて、今度は人が大勢いるところでこれを試してみよう。

人は皆、それぞれが目的をもって街に出ている。障害物や危険がない安全が保障されるところでやってたときとは違い、街ではおのおのの人間がある目的をもってバラバラの動きをする。

歩くのが速い人もいれば、急に立ち止まったり、さっきまで立っていた人が急に走り出すなんてことも珍しくないため、目を閉じる直前と目を開いた直後では状況が変わっていることのほうが多い。

したがって、誰もいない安全が保障される場所でいくら慣れていたとしても、常に状況が変化する中でこれをやったときには、目を開いたときには想像もしなかったという状況になっていることがある。

今なら10歩歩く間には何にも起こらないはず…。

と思っていても、目を閉じて歩いている間に後ろから走ってきた人が自分を追い抜かし、目を開いたときにはその人が自分の真ん前で立ち止まっていてぶつかるということも十分あり得るということだ。

人混みの中でもこれを何なりとできるようになれば、あなたは普通の人には不可能な領域で、周囲の人の行動を予測したりする能力が鍛えられていくはずだ。

人は繰り返すことでそれに慣れ、その「慣れ」が新たな余裕を生みだし、更なるスキルを作り出すのである。

まとめ: 観察力を鍛えるトレーニング

人混みの中でもこれができるようになると、今までとは違ったところにまで視線向けている自分に気づく瞬間が必ずくる。

それを体感したとき、あなたの観察力は間違いなく上がっていると思っていい。

今まで見えなかったところにまで視線を向けられるようになったということは、それだけ短時間の間にプラスα の情報を拾える能力を習得したということ。

わずか数秒の間により多くの情報を拾えるということは、表情やボディランゲージを拾うだけでも大変だったものが、目には映らない呼吸や声のトーンの変化にまでも気づけるようになるほか、相手の心理を読み解くうえで、より確実で正確な分析ができるスキルにつながるのである。

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