生きていれば、この人から信用を勝ち取りたいという人に出会うことがあるだろう。
そういうとき、もっとも効率よく信用を得るためにはどうしたらよいだろうか。
実は、ビジネスでもプライベートでも使える、とても簡単な方法があるので今回はその方法をシェアしようと思う。
相手の利益に自分のリスクを混ぜる
相手にとって利益になる話の中に、自分にとっては損やリスクになることを混ぜて話をする。
実は、たったこれだけで相手はあなたの言葉を信用しやすくなるのである。
非常にシンプルで確実な方法なので、覚えておくといいだろう。
実際にある事例
イメージしやすい例のひとつに、リークがある。リークする側には有益な情報になるが、される側には損しかない。
リークという言葉は個人の間では聞き慣れない言葉かもしれない。しかし、これと似たようなことが生活の中でもかなりの頻度で起こっていることに気づいてもらいたいのである。
- 消費者金融に借金が●●万円あって…
- ●ヶ月前に彼女に振られて…
- 今までに●回離婚をして…
- 警察に捕まって…
こういったことは恥ずかしいことだと世間では解釈されているのかもしれない。内容によっては自分の過去を他人に知られるのが恥ずかしいという人もいるだろう。
- 金に困っていると思われる…
- 女に振られる話は男の恥…
- ●回も離婚するてアホやと思われる…
- 警察の世話になるような奴か…
自分を見る目を変えられるかもしれない、イメージが悪くなるかもしれないという恐怖を意識するからである。
しかし、それは自分自身が思っていることで、相手がその事実を聞いてどう捉えるかはまったく別の話。
そんなこと、自分の口から言わなくていいのに…
女性
と思う人もいるだろうが、これがかなり重要なのである。
心理の追求
人は、希少性、興味性、反社会性、お金の関わる話に影響されやすい。
普通の人が隠したがるようなことを自分の口から言うと、相手の脳の中では一時的に混乱が起こる。
実はこの混乱が、寄り道せずに信用を勝ちとる大きなきっかけになるのだ。
実際の例文
都合のいいことばかりを話す人ほど、つまらないものはない。
売りたいという感情が優先になっている下手な営業マンは、お客に興味をひかせることに必死で商品のいいところだけを、聞いてもいないことまでベラベラと話してくる。
お客や消費者の立場からすると、逆にそれが売込材料を大きくし、商品自体の信用を奪い、興味性も必要性も感じないと言いたくなるほどだ。
ひとつ例を出してみよう。
あなたが女性で、本気でダイエットを考えているとする。
最初から失敗やリバウンドを視野に入れてダイエットに踏み切る女性はいないと思うので、「絶対に一回で成功してみせる」という強い気持ちを持って取り組もうとしていると仮定して読み進めてほしい。
あなたなら、下記のどちらのダイエット紹介文に信憑性を感じるだろう。
女性プレゼンター
このダイエット方法は必ず満足していただけると思います。なぜなら、栄養をしっかり取りながらカロリーカットできるダイエット方法だからです。当社のアンケートでは、30人中26人の方が今までのダイエットの中で一番気に入ったと答えています。
女性プレゼンター
あなたがワクワクするダイエット方法をご紹介します。食べたい物を食べたいだけ食べながら、一ヵ月で13.7キロも減量できるダイエット方法です。やり方はすべてマニュアル化されているので、流れに沿って実行するだけの簡単なダイエットです。ですが、このダイエット方法には一つだけ欠点があります。スリムで周りの女性から妬まれるボディを手に入れたあなたは、服から下着からすべてを買い換えなければならなくなります。
後者のほうが興味をひき、真実味があるように聞こえているのではないだろうか。
- 食べたいものを食べたいだけ食べながら(矛盾とストレス回避)
- 一つだけ欠点がある(納得=商品に完全はない)
- すべてを買い替えなければならなくなる(お金と手間 < 理想の体型)
わずかな欠点や小さなマイナス要素を間に挟むことで逆に信憑性が増し、信頼度が上がるのである。
信用を勝ち取りたいと思う相手には少し自分を犠牲にする要素を混ぜてみると、相手はあなたが望んでいる反応に近い姿勢を示してくれるはずだ。
確かにそうですね…。話し手にとって不利になるようなことを、あえて伝えてくれる人は、いいことばかり伝える人より信用ができますね。このサイトは日常生活やビジネスに役立つ興味深い記事がたくさんあって大変参考になります。
ありがとうございます。ひとつでもお役に立てる情報がありましたら幸いです。