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うっかり口にしてしまった失言を相手の記憶から完全に消す方法

うっかり口にしてしまった失言を相手の記憶から完全に消す方法

一度口にした失言は取り下げることができない。

だからこそ、「言葉には細心の注意を払え」と私たちは教え込まれるわけだが、毎日誰かと話していればうっかり口を滑らしてしまうことも時にはあるだろう。

「しまった!」と、自分が失言をしたことに気づいたときには、相手はすでに体の向きを変え、表情は曇り、口を結んであなたを横目で睨みつけているかもしれない。

笑いを誘ったり、相手の機嫌をとろうと冗談やネタのつもりで軽い気持ちで口にした発言が、結果的に自分の意図とは真逆に受け取られてしまい、気まずい空気が流れたという経験のある人もいるはずである。

自分の失言がいくら冗談だったと弁解しても相手の機嫌を取り戻せない場合、あなたは自分の一方的なミスでやってしまったこの事実の処理に頭を悩ませることになるだろう。

そして、ほとんどの人はこの状況を解決できないまま、信頼関係が築けていない相手とはそのまま不仲になる。

そこで紹介したいのが、「自分の失言を相手の記憶から完全に消す」方法である。

一度、相手が認識した言葉を取り消すなんて不可能だ、そんなの無理に決まっている。

普通はそう思うだろう。しかし、ドイツの有名心理学者であるヘルマン・エビングハウスの忘却曲線を応用すればそれが可能になる。

「合コンの後のメールは20分以内の送れ」という言葉をどこかで聞いたことがある人もいるかもしれないが、人間の記憶の仕組みを利用すれば、こんな魔法のような結果も自ら作り出すことができるのである。

失言後の20分間が勝負

自分の失言を相手の記憶から取り消すには、失言後の20分間が勝負になる。

なぜ20分かというと、人間の記憶は何かを記憶してから20分間経過すると、同じことを記憶するために元の記憶時間の42%の時間が必要になる(忘却曲線では*節約率で表示)ことが実験でわかっているからだ。

つまり、何かを完璧に記憶したとして、その20分後に同じものを記憶しようとすると最初の4割程度の労力が必要になるということである。

節約率

一度記憶した内容を再び完全に記憶し直すまでに必要な時間(または回数)をどれくらい節約できたかを表す割合。失言20分後の節約率は58%となり、残り42%を補填しなければならない。

人間の記憶は、新しいことを覚えても復習しないでいると約20分でその半分近くが吹っ飛んでしまう。記憶の定着度に個人差はあるものの、特別な人を除けば誰も大して変わらない。

さらに、一時間も経過すれば覚えたことの60%を忘れてしまい、時間の経過によって記憶から忘却が進むこの過程を、専門用語で「アムネジア効果」という。

アムネジア

「忘却」や「健忘」を意味する言葉で、古典ギリシャ語に由来

何を失言したかによっても異なるが、よほど相手を傷つけたり侮辱するような発言でもしていない限り、相手はあなたが思うほどいつまでもその失言を覚えていないかもしれない。

相手がその失言を流せないのは、失言をした本人がそれを意図的な失言と自覚しているからであって、その自覚がないと判断すれば意外と「まぁええか」と流すこともある。

したがって、「しまった!」と思ったときはその失言については一切触れず、さりげなく話題を変えて話を続ければいい。

そして、このとき重要なのが、絶対に動揺を見せないこと。

人には、他と異なる目立った部分を記憶するという性質がある。

それまで何の問題もなく淡々と話していたあなたが、急に動揺を見せ、話し方やそのリズムが乱れてきていることに相手が気づいてしまうと、その違いが元で相手の記憶に残りやすくなってしまう。

なので、失言したときは焦らず開き直り、いったん相手から視線を外して心の中で自分だけその失言に気づいていればいい。

イメージとしては、あなたが発した言葉が失言として届いたとわかる反応を相手が見せた瞬間、それを自分の「独り言」だったかのように仕向けるようなイメージである。

もし、相手がその失言に食いついてきたら、

(え?なにが?なんか気に障ることでも言うた?)

というときのような反応(当たり前だが、実際には口にしない)で、話の続きを進めるような感じでいい。

記憶を操作して”ど忘れ”を引き起こすテクニック

さて、ここからが本題である。

相手の怒りを買うような失言をしてしまった場合は、当たり前だが上で述べたような誤魔化しは通用しない。

いくら動揺を隠して話の続きを進めようとしても、

ちょっと待ったらんかぇ!お前、今なに言うた?

あなたがその失言をした意図や経緯を問い詰めてくるだろう。具体的には、相手が気にしていることやコンプレックスに触れてしまうケースが一例として考えられる。

これは、男女関係に留まらず、相手が友人でもビジネスでも起こりうる。

いくら動揺を隠して慌ててその場を取り繕おうとしても、聞き捨てならない失言に相手の表情はこわばっていく一方だろう。

そこで、こういう状況になったときにどうやってこの場を打開するか。

それは、「ストラクチャードアムネジア」を用いることで解決する。

ストラクチャードアムネジア

アムネジア効果を応用し、意図的に相手の記憶に”ど忘れ”を引き起こすプロセスを差し込む手法。

人間の記憶は、2つの目立つ記憶に挟まれた部分がすっぽり抜け落ちるという性質を持っている。

ストラクチャードアムネジアの事例でよく用いられるシチュエーションを見てみよう。

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“ど忘れ”を引き起こすストラクチャードアムネジア

あなたはある異性とデートをしている。

街をぶらぶら歩いていると、ふと喉が渇いていることに気づき、喫茶店でお茶をすることになった。

ひととおりメニューを見渡し、結局アイスコーヒーを頼むことにした。店員にアイスコーヒーをオーダーし、世間話をしながら待つこと3分。

「お待たせしました」と言いながら店員がテーブルに置いたのは、なんとアイスコーヒーではなく紅茶。

ビックリしたあなたは、「すみません、アイスコーヒーを注文したつもりだったのですが…」と受注の間違いを指摘するあなたに、店員は「大変失礼いたしました。すぐにお持ちします」と言って紅茶を下げようとする。

それを見たあなたは、「あっ、いやいや、いいですよ、紅茶で。」と言って、店員が誤って受注したオーダーの紅茶を受け取る。

そして、何事もなかったかのように紅茶が届くまでにしていた世間話の続きに戻ろうとするわけだが、実はこれがそう簡単に戻れないという不思議な現象が起こるのだ。

「あれ?さっき、何の話してたっけ?」

これが「ストラクチャードアムネジア」である。

うっかり口にした失言を相手の記憶から完全に抹消する

万が一失言をしてしまったときは、いったん失言をした前の話に戻すことを考える。

そこを感情の記憶のポイントにして、新しくポジティブな話題にすり替え、失言をした時間を挟み込んでしまえばいい。

仮に、相手の怒りを買うような失言をしたとしても、このプロセスを上手く実践できれば、相手は先ほどイラっとした瞬間があったという事実は認識していても、何にイラっとしたのかまでは明確に思い出すことができなくなる。

したがって、自分が何にイラっとしたのか思い出せない怒りは、追求したところで引っ張り出せないため、失言前の話題にいったん話を戻し、その後新たにポジティブな話題で失言をした時間を挟んでしまえば、失言をした部分が相手の記憶の中で空白の時間に書き換えられるようになる。

何にイラっとしたのかその原因が見つからないところに、「さっきイラっとした」という事実だけがよくわからない記憶として残っているという状態だ。

何にも紐づいていない、関連付けもない、原因もわからないところで生じたこの感情をこれ以上追求する意味はないと考えるようになり、空白になった時間帯に何があったのかを自ら抹消しようとするのである。

つまり、記憶に伴う「感情」を上書をすることで、相手の”ど忘れ”を誘うのがストラクチャードアムネジアである。

まとめ

失言をした前の話に戻すのは誰でもできるだろう。

しかし、新たにポジティブな話題を瞬時に用意するのは、慣れていない人には難しいかもしれない。

そういう人は、過去に自分の失言で場の空気が悪くなったことや、同じような状況に直面した経験が過去になかったかを思い出してみよう。そして、そのときの状況を強く頭にイメージし、あの時どんな話題を用意できていたかを頭の中で再現してみるといい。

慣れていないからできないことは、慣れればできるようになるということだ。

教習所ではじめて車を動かすときは、エンジンを始動するところから車が動き出すまでの操作を頭の中で考えていただろう。

  1. キーを回してエンジンをかける
  2. シートベルトをする
  3. ブレーキを踏む
  4. 左手をシフトレバーに置き、ギアをドライブに入れる
  5. ウィンカーを出して安全確認をする
  6. ブレーキペダルから足を離し、アクセルに踏みかえて加速する

しかし、車を乗ることが当たり前のようになった今、これらの操作は無意識のうちに同時にやっているはずである。毎日車に乗る機会がある人なら、エンジンをかけるところから車が動き出すまでに2秒もあれば十分だろう。

つまり、頭で考えているうちはどうしても遅れるし、ぎこちなくもなる。

こういったテクニックを使うときも同じで、やはりぶっつけ本番ですぐに実践して成功に繋げるのは難しいこともある。

実践の機会がないときは、自分でそのシチュエーションを頭の中で作り、普段からイメージする力を鍛えておくことで、実践での成功率を上げることができるようになるはずだ。

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