体は健全な食生活によって維持されているが、体を作るのが食事なら体を破壊するのも食事である。
物があふれかえっている環境に身をおく私たちは、先人に比べれば知識はあるかもしれない。しかし、物に恵まれなかった先人たちは、頭を使うしかなかった。
知識がないので、知恵に頼るしかなかったのである。
環境に恵まれている私たちは新しい物を作り出す能力はあっても、ないときに工夫する知恵がない。窮地に立たされる機会が、ほとんど無いからである。
もし明日から食事の量が限定されることになれば、食事への向き合い方を本気で考える人が出てくるだろう。食べたいものが食べれなくなることを恐れるからだ。
どれだけ恵まれた環境であっても、時間が経つことで人はそれをいつしかあたり前と思い、考えることをしなくなる。考えることをしなくなった人間は感覚が鈍りだし、感覚が鈍ると間違った行動に出る可能性が高くなる。
空腹の錯覚
- ストレスによる暴飲暴食
- 飲んだあとのラーメン
- 体温を上げる香辛料
- 極端な糖分不足…
ストレスを感じたときの暴飲暴食は空腹が理由ではない場合が多い。飲んだあとにラーメンが食べたくなるのは、空腹ではなくアルコールが原因。
体温を上げる香辛料を含む食事、辛い食べものは食欲をあおり、体内に取り込む速度を早める。
糖分が極端に不足すると強い空腹感に駆られ、必要以上に食べ過ぎてしまう原因にもなる。
これらは実際の空腹とは別の理由、または空腹の錯覚が起こるケースといえる。
- 食べるつもりなかったのに食べてしまった。
- 最近、食べ過ぎで困っている。
- 食べたあとで、そんなに減ってなかったと気づいた。
- 減っているのか減っていないのかがわからない。
- 食事の量を抑えたいのに、ついつい食べてしまう。
女性
先に当てはまるものがある方は、食欲を抑える方法をこの記事の最後に掲載しておくので参考にしてみてほしい。
色から受ける影響
人はあらゆる色から影響を受けている。
赤ちゃんが産まれて最初に認識する色が赤色と言われているが、赤くないのに「赤ちゃん」と言われる理由はここからきているそうだ。
※血まみれで生まれてくるから「赤ちゃん」と言われているわけではない。
それぐらい「赤」という色は、人に強い影響を与えている色なのである。
外食産業の看板などでも赤色が多く使われているように、赤色は食欲をあおる色なので、食欲を抑えたいときは赤いものを視界に入れないようにするといい。
逆に、青色は食欲を減退する色と言われている。青い色をした食べものはあまり思いつかないのではないだろうか。
まとめ:真の飢えと空腹の錯覚
下記に「空腹」を調べる画像を貼っておくので、活用してみてほしい。
自分が本当に空腹かどうかを調べたいときは一度以下の写真を見てみよう。それでも空腹を感じるようならそれは本当の空腹だろう。
しかし、下記の写真を見て餌付いたり食欲をなくすようなら、その空腹は何かに惑わされているだけかもしれない。