水分不足は体臭が強くなり細胞の腐食が加速する

水分不足は体臭を強くし細胞が腐るのを加速させる

水分の摂取量が少ないと体が臭くなるだけでなく、細胞も腐りやすくなることがわかっている。

加えて、ヘイフリック限界に到達するとこれらを修復することは完全に不可能になる。

ヘイフリック限界

細胞の分裂回数の限界値のこと。

体臭が気になる方や汗をかくと強烈に酸っぱい臭いがする方、肌が荒やすい方は今日から対策することをおすすめしたい。

老化を止めることは物理的に不可能なので改善策とまではいかないが、それらの症状を遅らせるきっかけにはなるだろう。

難しいことは一切なく、一日の水分摂取量を増やすだけの誰にでもできる方法である。少しでも老化を遅らせたいと思っている方や、健康な体を長く維持したいと考えている方は今すぐ実行しよう。

今回の記事は効果の即効性を期待するものではなく、継続することで少しでも若い体を維持するための方法の一つである。

水分摂取量と体の関係

体が臭くなったり、細胞が腐りやすくなるのには2つの原因が考えれる。

一つは水分不足、もう一つは水分の留保である。

体内の水分が不足してくると、体は外に出る水分(汗や尿など)を制限して必要な水分を体内にとどめようとする。その結果、体内に蓄積した老廃物が長時間体内に居座り、これが体臭や細胞の劣化を加速させる原因になっている。

もともと人間の体には、約10リットルほどの水分が常時プールされている

大量の水分を摂取してしばらくするとトイレに行きたくなったりすることがあると思うが、あのとき外に排出されている汗や尿は、その直前に取り込んだ水分が排出されているわけではない。

それ以前に摂取して体に残っていた古い(汚れた)水分が、新たに取り込んだ水分に押し出されて外に排出されたものなのだ。

したがって、体内に取り込んだ水分がその数十分後に体外に排出されるなんてことは起こらない。もし起こるなら、体は常に水分不足になってしまい、喉が渇いたときに飲むような500ml 程度の水分量では到底補えない。

つまり、より多くの水分を取り込むことによって古い(汚れた)水分が体内に居座る時間をできる限り短くし、体内中の水分を常に綺麗な状態に保つことで体臭や細胞の劣化を遅らせることに繋がるのである。

仕事を終えてあとは体外に出るだけとなった水分は、いつまでも体内に残こしておいても良いことはない。さっさと外に出して綺麗な水分と入れ替え、体内をできる限り綺麗な状態に保つようにしよう。

これは、若い体を少しでも長く維持するために必要なことなのである。

一日の水分摂取量は2リットル以上を目安に

一日の水分摂取量は2リットル以上を目安にしよう。500ml のペットボトルなら4本以上だ。

テレビに出ているモデルや女優の方は、年齢以上に綺麗な方が多い。中には何年経っても変わらない人もいる。

食事や美容にも気を使っているのはもちろんだが、彼女たちは一日に約4リットル、多い人で6リットルもの水分を摂る人もいるという。

そんなに飲んだら腹がちゃぽちゃぽになると思うかもしれないが、ちゃぽちゃぽになっても体には何ら問題ない。本当に問題なのは、何で水分を補うかを誤ることだからだ。

水分の摂取は「お茶」もしくは「水」に限定する

コーヒーやジュースには自分で思っているよりもはるかに多くの糖分が含まれている。

勘違いしている人が多いが、体を太らせたり体調を悪くさせたりする最大の原因は、脂質ではなく糖質(炭水化物)の過剰摂取にある。

感覚的には、固形物が太る原因になることはイメージできても、液体物が太る原因になるとは思わない人が多い。

例えば、週に2回ほど外食で焼き肉に行っている人がよくこんなことを言う。

最近、肉ばっかり食うてるから太ったわ…

結論から言おう、肉(タンパク質)で体は太らない

もし、焼き肉が原因で太ったと本気で思っているなら、それは肉で太ったのではなく、肉と一緒にアルコールも摂取していたはずだ。

一般的にアルコールは「醸造酒(混成酒)」と「蒸留酒」に分類され、「蒸留酒」は糖分ほぼゼロだが、「醸造酒(混成酒)」にはかなりの糖分が含まれている。

お酒100g あたりに含まれている糖分量は以下のとおりなので参考にしてもらいたい。

種類 分類 糖分量
焼酎・甲類 蒸留酒 0.0 g
焼酎・乙類 蒸留酒 0.0 g
ウイスキー 蒸留酒 0.0 g
ブランデー 蒸留酒 0.0 g
ウオッカ 蒸留酒 0.0 g
マオタイ酒 蒸留酒 0.0 g
ジン 蒸留酒 0.1 g
ラム 蒸留酒 0.1 g
ブドウ酒・赤 醸造酒 1.5 g
ブドウ酒・白 醸造酒 2.0 g
ビール・淡色 醸造酒 3.1 g
清酒・純米酒 醸造酒 3.6 g
清酒・吟醸酒 醸造酒 3.6 g
ビール・黒 醸造酒 3.6 g
発泡酒 醸造酒 3.6 g
ベルモット・辛口タイプ 混成酒 3.7 g
ブドウ酒・ロゼ 醸造酒 4.0 g
清酒・純米吟醸酒 醸造酒 4.1 g
清酒・本醸造酒 醸造酒 4.5 g
清酒・上選 醸造酒 4.9 g
ビール・スタウト 醸造酒 4.9 g
紹興酒 醸造酒 5.1 g
合成清酒 混成酒 5.3 g
スイートワイン 混成酒 13.4 g
ベルモット・甘口タイプ 混成酒 16.4 g
梅酒 混成酒 20.7 g
キュラソー 混成酒 26.4 g
ペパーミント 混成酒 37.6 g
白酒 混成酒 48.1 g

蒸留酒はほぼゼロ、醸造酒は平均3.3g 、混成酒に至っては白米100g (おにぎり丸一個分ほど)に相当する糖分量である。

糖分(炭水化物)は、体内に取り込みすぎると消化し切れない分が脂肪となって体内に蓄積するため、糖分が含まれているもので水分摂取量を増やすのは愚の骨頂。

体内洗浄どころか、体内汚染をしているようなものである。

水やお茶(緑茶や烏龍茶)は糖分(炭水化物)がゼロなので、いくら摂取しても最後は体に残ることなく体外へ排出される。

だから、デトックスになるのだ。

体内中の水分を綺麗に保ち年齢以上の体を手に入れよう

40代を過ぎるとその年齢特有の臭い(加齢臭)が出るようになるが、あの臭いは腐った細胞から出ている。

10代や20代の若い男女から加齢臭がしたなんて経験のある人はいないはずだ。

しかし、50歳60歳になっても臭いが出ない人は出ないし、ヘイフリック限界に到達した後の体臭や細胞は死ぬまでどうにもならない。

人間は「今日という日」が一番若い。

自分の健康はもちろん、自分にとって大切な人が年齢とともに衰えていく姿は仕方がないことだとはわかっていても見たいとは思わないだろうし、できれば心身ともにいつまでも若いままでいてほしいと思うはずだ。

あなたにとって大切な人のためにも、今できることはできるうちにやっておいたほうがいいだろう。

今回の記事でお伝えしたいことは3つである。

  1. 体内の水分を小まめに入れ替え、体内中の水分を常に綺麗にしておく
  2. デトックスを目的とする水分摂取は、「お茶」か「水」に限定する
  3. 一日2リットル以上を目安に、気温が上がる夏場は2倍の4リットルに

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