一日に一度も検索エンジンを利用しないという人は少ない一方で、探している答えに的確な情報が見つからないという人は多い。
- 検索をかけても探している答えが見つからない
- 的確な情報がヒットしない
検索結果と探している情報がマッチしないときは、検索方法を見直してみると探しているニーズに最適化された情報に出会えるかもしれない。
一般的に検索エンジンを利用するユーザーの大多数が「『キーワード』と『スペース』の組み合わせ」で検索をかけていることだろう。
例えば、ルイヴィトンのバッグを検索する場合は、以下のように検索する。
ルイヴィトンのバッグの検索例
①「ルイヴィトン バッグ」
②「ルイヴィトン N41493」
①の検索方法だと、ルイヴィトンのバッグが無差別に検索結果に表示される。一方、②の検索のように特定の商品を指すキーワード( N41493 )を混ぜれば、自分が探している商品に絞り込んだ、よりニーズにハマった検索結果を表示させることができる。
ところが、この検索方法では複数のキーワードを入力したときに一部のキーワードしか含まれていない記事がヒットしたり、ニーズにミスマッチな記事が検索結果に表示されることが稀にある。
その結果、
- 探している答えは、こういう情報じゃない
- 近いけど、ちょっと違うねんなぁ…
ということが起こる。これは、検索に用いるキーワードの選定が探している情報に含まれるキーワードとマッチしていないために起こるのだ。
検索結果は、探している情報に完全一致するキーワードが含まれていないと、なかなか的を得た記事に出会えない。また、探している情報にマッチする記事が仮にヒットしていたとしても、検索アルゴリズムの性質上、その記事が何ページも先にあって気づかないということもある。
そこで今回お伝えしたいのが、絞り込みをかけられる2つの検索テクニックである。
使える2つの検索テクニック
今回紹介する検索方法は、もしかしたらご存じない方もいるかもしれない。しかし、役に立つ機会はこの先どこかで訪れるはずだ。
場合によっては、この検索方法を用いたことで探している情報にマッチした記事が見つかることも出てくるはずだ。検索に使える一つの知識として、覚えておくといいだろう。
マイナス検索
検索結果から除外したい言葉あるときは、外したいキーワードの先頭に「-(半角のハイフン)」をつけることで、そのキーワードを除外することができる。
例えば、「ワールドカップ」と言えば多くの人が「サッカー」をイメージするだろう。実際に「ワールドカップ」で検索すると、検索結果に表示されるのは「サッカー」の記事ばかりである。
しかし、ワールドカップにはバレーボールやラグビーもある。
サッカーを除いたワールドカップの情報を検索結果に表示したいときは、「ワールドカップ -サッカー」と入力することで、サッカーを含まない記事のみ表示させることが可能になるのだ。
「ワールドカップ ‐サッカー」
「ワールドカップ」と「サッカー」の間にスペースを入れ、除外したいキーワードになる「サッカー」と「ハイフン」の間にはスペースを入れない。
「サッカー」の記事を除外するのではなく、「サッカー」というキーワードを含んだ記事を除外する。
「サッカー」で除外しても、「ワールドカップ」でサッカーがヒットすることはある。
フレーズ検索
Google の検索アルゴリズムでは、例えスペースを入れずに入力したキーワードでも、検索結果を増やすためにその一部のキーワードに合致したページも表示されるようになっている。
探している情報にミスマッチな記事がヒットするのは、もしかするとこれが原因かもしれない。
例えば、「最優秀主演女優賞」で検索をかけた場合、「最優秀主演女優賞」の他に「最優秀作品」や「主演女優賞」などのページも混ざって表示される。
「最優秀主演女優賞」を分解せずに一つのフレーズとして検索結果に表示させたい場合は、「””(ダブルクォーテーション)」でそのキーワードを囲むようにすると、「最優秀主演女優賞」に完全一致したページだけが検索結果に表示されるようになる。
おわりに
特定のキーワードとスペースの組み合わせによる検索方法は、大半の人が利用している検索方法である。
しかし、「-(半角ハイフン)」や「“”(ダブルクォーテーション)」を用いた検索方法を使っている方は、意外と少ないのではないだろうか。
検索方法にこういった記号を応用することで、さらに検索ニーズに近い情報が見つかることがあるので、こういった検索方法があることをご存じなかった方は試してみてはどうだろう。