建設的な思考を体系化すると考えていることが現実になる

ナポレオン・ヒルの著書で「思考は現実化する」という有名な書籍がある。

中身は知らなくても、この著書の存在は多くの人がご存じだろう。この記事を読んで、思考を現実にするための方法をさらに深掘りしてみたいと思った方は、ぜひ手に取ってみてほしい。

思考が現実になるのは本当の話で、現実にならないのも本当の話である。考えていることを現実にできる人とそうでない人には、どこにどんな違いがあるのだろうか。

思考を現実にするための3つの要素

  1. 決断
  2. 思考
  3. 行動

この3つが体系化されて初めて、考えていることが現実になる。

決断

決断とは字のとおり、一度決めたら何があっても言い訳をせず、やりきることをいう。

例えば、「ブログを毎日更新する」と決めたにも関わらず、三日坊主で終わる人は多い。

  •  一日くらい…
  • 今日ぐらい…
  • 明日まとめて…

男性

これでは、決断したことにならない。何があろうが何に邪魔されようが、目的をもって自分で決めたことには一切の言い訳を理由にしないことである。

「毎日ブログを更新する」という決断をしたのなら、残業や付き合い、友人からの誘いを後回しにしてでも24時になる前にブログの更新を完了させる、それが決断である。

とは言っても、

男性

  • どうしても今日はできそうにない
  • 間に合いそうにない

そんなときもたまにはあるだろう。だが、それも言い訳である。だったら、早めに準備をするなどして工夫をしておけばいい。

「ブログの更新」なら、記事さえできていれば下書き保存している記事を「公開」にするだけで更新は完了する。クリック一回のたかだが10秒ぐらいの作業なので、例えワードプレスなどのブログであっても更新ぐらいは携帯から(外や出先からでも)できる。

  • 自分で決めたことを守らない。
  • 自分で決めたことを自己都合で簡単にすり替える。

これはただの甘えである。自分で自分を甘やかしだすと面倒な癖がついてしまい、何か新しいことを始めるたびに同じことを繰り返してしまう原因になるだろう。

できそうにないことをやろうとする必要はない。

  • これだったらできそうだ…
  • これぐらいだったら俺にも…
  • こんなことぐらい…

男性

その程度のことでいい。なぜその程度のことでいいかというと、「その程度」のことがなかなか続けられないからである。

自分で決めたことを最後までやりきり、やりきった時にしか得られない経験を重ねていくことで次のステップに挑戦できるところに進めるようになる。

  • 毎日、6時に起きる
  • 毎日、3キロ走る
  • 毎日、野菜を摂る
  • 毎日、一番に出社する
  • 毎日、本を読む
  • 毎日、ブログを書く

決断の中身に大きいも小さいもない。決断は自分との約束であり、勝負である。

継続することが習慣化されていない人にとって、新しく決めたことを継続していくのは大変な事かもしれない。しかし、継続できなくなった自分を元に戻すのはもっと大変だ。

自分

自分で自分に約束事を取りつけたのに、気づいたときには自分で自分を裏切っている…

何をやっても続かない自分が習慣化されてしまうと、これが後に自分を苦しめる厄介な原因になる。まずは自分に勝つ(自分が確実に守れる自信を持てる約束を自分に取り付ける)ところからスタートしよう。

そのためにハードルを下げて、確実に継続できる課題を自分に課すところから始めるのだ。

思考

どんな思考を持とうが、その思考に影響されるのは自分自身なので個々の勝手である。しかし、自分が望む結果を本当に現実にしたいと思うのなら、思考は適切な形に変えていかなければならない。

例えば、生きているものはいつか必ず死ぬときが来る。遅かれ早かれその時が来ることは誰もがわかっていることだが、その知識があるにも関わらず、大切な人が亡くなると悲しむ人が出てくる。

これは人に感情があるためだが、感情移入が起こると適切な判断ができなくなるのはよくある。

  • 酔った勢いで人を殴った
  • 子供が殺されたので復讐に殺してやった
  • 金が必要だったので強盗をした
  • ムラムラして女性のケツを触った

人の感情には理性で制御できる枠を超えるだけの力がある。そして、行動は思考の先にあり、習慣化されたものでもない限り、人の思考が行動より先にくることはない。

どんな結果になったときも目の前の真実を素直に受け止め、プラスの思考に向けられる人間力が必要である。

例えば、インターネットでお金を稼ぎたいと思ったとして、月に5000円すら稼げていなくても落ち込んだり悩んだりする必要はない。

自分には無理かもしれない…

女性

今まで継続してきたことが中断されるときや、何かを諦めるときにこういう状況に陥りやすいが、そんなことも考える必要ない。

1件成約ができる人は、100件でも成約できる。また、月にたった1件の成約が取れていなくても自分を責める必要はない。

落ち込んだところで解決するわけではないし、いくら悩んでもその事実は変わらないからだ。

誰でも最初はあり、今の結果が今の自分なだけである。それを素直に受け止められれば、

  • 今のやり方では不十分だ。
  • このやり方は間違っているんだ。

男性

ということに気付くことができる。それに気づくだけでも大きな収穫なのだ。なぜなら、それにすら気づけないのは間違っていることを永遠に続けることになるからである。

まずは今の自分に気づくこと、そしてその事実を素直に受け入れることから始まる。自分の結果に納得いかないときは、他所ではなく自分が解決のヒントをもっていることも覚えておこう。

もしそうなったときは、こう考えればいい。

きっとどこかが間違っているんだ。
今の自分のやり方が、今の結果を作っているんだ。
だったら、今のままではダメだ。やり方を変えてみよう。
自分の実体験を出してリアリティを出してみよう。
紹介文をストーリーにしてみよう。
売れている人と自分との違いがどこにあるのか調べてみよう。

男性

一日一日の積み重ねが後に大きな転機をもたらすのは、すでに結果を出している多くの人が証明している。

行動

決断と思考を現実にするのが行動であるが、何を言っても最後はコレが必要になる。

いくら「ブログを毎日更新する」と決断しても、記事を書いて投稿ボタンを押し、実際にその記事をブログに反映させなければ誰の目にも触れない。人の目に触れないブログや記事は、例え書いていたとしても結果はやっていないのと同じになってしまう。

ここでいう「行動」は、自分の外で変化を起こすことである。

考えたり悩んだりすることも頭が動くという意味では行動と言えるかもしれないが、自分の中だけで収まる行動はやはり何の変化も結果ももたらさない

宝くじで、

高額当選したい!

男性

といくら頭で強く思っていても、実際にお金を使って宝くじを購入しない限り、その時点で配当はゼロが確定している。

それと同じだ。

まとめ:建設的な思考を体系化する

人は理由がないと絶対に動かない。その動機が決断であり、思考である。

先月までのことは忘れてとにかく頭を動かし、行動することを意識してみてほしい。続けていれば、必ず目に映る変化を体験するときがくるので、決めたらとにかく動くことを意識しよう。

そして、これをひたすら繰り返すことだ。

継続は力なり

頭で考えていることは、自分とどう向き合うかでほぼ現実にすることが可能なのである。

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