自宅や自分の部屋はもっとも気持ちが落ち着く、誰にも邪魔されない集中できる場所にしておきたいものである。
もし、自分の自由に使える唯一の場所にストレスを感じているようなら、これは改善の必要があるかもしれない。
- 家に帰ると落ち着かない
- 10分もしないうちに外に出たくなる
- 寝る以外に使わない部屋はいつも散らかっている
- 疲れて帰ってきているのに休めない
これでは、ストレスを増幅させるために家に帰ってきているようなもの。そんな部屋では、なにか「新しいことを始める」気にも到底なれないだろう。
そこで今回は、部屋の中を「あることに注意した配置にする」だけで、一気に新鮮さを取り戻せる方法を紹介する。もちろんその理由も解説するので、「ちょっと興味があるかも」という方は試してみてほしい。
素直にどう感じるかが重要
部屋の中をひととおり見渡してみてほしいのだが、素直にどんな印象を受けるだろうか。
なんとなく窮屈な印象を受けた方は続きを読み進めてほしい。
もし、なんとなく窮屈な感じを受けた方は、自分の目の高さよりも高いところに”モノ”がないだろうか。
例えば、
メタルラックが身長を超え、視線よりも高い位置にある。
カーテンレールの高さぐらいにスーツが掛かっていたり、洗濯物を干している。
本棚の上に収まり切らない箱や小物を置いている。
部屋の広さと天井の高さによっても変わってくるが、人は自分の目の高さよりも高い位置に何かがあると窮屈な気持ちになったり、圧迫感(人の場合は威圧感)を感じるようになることがわかっている。
あなたがデスクに向かってパソコンで作業をしているときに、斜め後ろからあなたの作業をずーっと立って見ている人がいたら、なんとなくその気配が気になる瞬間があるはずだ。
逆に、あなたが座っている高さよりも低い位置から見られていたらそれほど気にはならないだろう。
あなたにも一人暮らしの経験があるかと思うが、多くの人は部屋を選ぶ条件としてトイレと風呂が別のセパレートや南向きなどを選ぶ傾向がある。私もそのひとりだったが、私の場合はそれに加えて天井が高いことが当時の第一優先だった。
性格的な違いもあるが、昔から「部屋が狭い」というのがとにかく嫌だったのだ。
天井が高いと広く感じる
まったく同じ間取りであっても、天井が高いだけで感覚的に広く感じてしまうことが心理学的にわかっている。
結論から言うと錯覚なのだが、私の場合は自分の部屋は自分が一番落ち着く場所でありたかったので、戻ってきたときにどう感じるかを最優先にしたかった。
だから、床から天井までの高さが最低でも自分の身長の2.5倍以上ある部屋を選ぶようにしていた。
そして、自分の部屋にはパソコンとデスクと椅子、ソファにテレビとテレビ台、書棚、これしかない。まったく生活感のない部屋である。
デスクは横200cm、奥行150cmでモニタ2台とキーボードとマウスのみ、本体は床に置いているのでデスクはめちゃくちゃ余っているが、無駄に大きなデスクを使っているのはわざとである。
部屋を見渡すと、デスクの上に置いているパソコンのモニタの高さが一番高く、それ以上の高さには何もない。壁にも何も貼らないので、座ろうが立とうが視線の高さからそれより上には何もない状態である。
- 視線を正面もしくは上に向けたときに視界に飛び込んでくるものが何ひとつ無い。
これは、視界に入ってくるものを自分の視線より下に位置させることで、実際以上にその部屋を広く見せるほか、精神的にも余裕を与える心理的効果があるのだ。
また、メンタリストの DaiGo 氏も
パソコンのモニタは目の高さに合わせて置くことで集中力が持続し、作業の効率化が図れるようになる
– メンタリストDaiGo –
と言っている。
目の高さよりも下にモニタがあると見下げるような形になるので目が疲れやすくなり、逆に目の高さよりも上にモニタがあると首が疲れやすくなる。
椅子に座って正面を見たときに、ちょうど視線の高さにモニタの中心がくるのがベストなので、調整が可能であればデスクや椅子を調節してみることをおすすめする。
まとめ:ストレスフリーになれる環境を用意する
最後に今回の内容をまとめておくが、やることは一つである。
- 視線の高さ、または視線より高い位置にはできるだけモノを置かず、置く場合はできる限りその高さを低くする。
- 書棚などが身長を超えている場合は、定位置に座ったときに視界に入らない背後や背中にくる位置に置く。
たったこれだけのことで、わずかなストレス(窮屈な感じや圧迫感)から解放され、はじめて引っ越ししてきたときに近い新鮮さを取り戻すことができるはずだ。
気分転換に思い切って模様替えしてみるのもいいかもしれない。ぜひ、試してみてほしい。
なるほどです!早速明日試してみます^^